おうちコラム
2025-10-16 10:00:00
長く安心して暮らすために。擁壁の点検とメンテナンスのすすめ
岐阜県関市を中心に新築・リフォームを手掛ける
大工工務店の名古路建築です
先日、東京都杉並区で擁壁が崩れ
家屋が倒壊するという衝撃的なニュースがありました。
その特集をニュースで見たのですが
コンクリート擁壁の耐用年数はおよそ50年なのだそうです。
「コンクリートにも寿命があるの?」
正直、ちょっと驚いてしまいました。
さらに、間知ブロックや石積みの擁壁も30年ほどが耐用年数といわれています。
きちんと施工された擁壁でも
年月が経てば、目に見えない部分から少しずつ劣化が進んでいくのです。
🧱 擁壁は“個人の持ち物”
私有地の擁壁は個人の所有物です
もし劣化や損壊があった場合は、
自費で補修・造り替えを行わなければなりません。
「50年ごとに造り替える…」と考えると、ぞっとしますよね。
だからこそ、日頃から状態をチェックし
早めの対応をしていくことがとても大切なんです。
🛠 擁壁メンテナンスのポイント
お家と同じように、擁壁も「予防」が何より大切です。
例えば、こんな症状があると要注意です👇
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擁壁にヒビ割れがある
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擁壁が外側に膨らんでいる・傾いている
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雨の後、擁壁の周辺に水がたまる・しみ出す
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表面がボロボロと崩れ始めている
こうした症状を放置すると、崩落や倒壊のリスクが高まります。
異変を感じた時は早めに専門業者へ相談し
適切な補修や対策を行うことが安心への第一歩です。
🌿 安心して暮らすために
「擁壁の点検」と聞くと、少し難しそうに思えるかもしれませんが、
日常の中でちょっと気をつけて観察するだけでも、早期発見につながります。
お家の土台を支える大切な部分だからこそ
定期的な点検とメンテナンスを心がけましょう。